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コラム

「相続を放棄する」とはどういうこと?(1)

2018.10.18
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相続は人の死亡という、他人にはコントロールできない事象によって発生するものですから、自分自身で好むと好まざるとに関わらず、親族等の死亡によって相続人となる可能性が出てきます。

相続人は被相続人の財産を承継しますが、その財産には借金などのマイナスの財産も含まれるため、借金の額が大きいと相続人は故人の借金の弁済に追われることになってしまいます。

そのような時には相続を放棄することによって被相続人の債務を承継しない道を選択することができます。

今回は「相続放棄」の効果やメリット、デメリットなどについて確認してみましょう。

相続放棄とは?

相続放棄というのは相続人としての地位を放棄するというもので、これによって被相続人の借金などマイナスの財産を引き継ぐ必要がなくなり、債務弁済の責任から解放されることになります。

ただし相続人でなくなるわけですから、現預金や不動産などプラスの財産も承継することができなくなります。

相続放棄をするには原則として相続発生から3か月以内に家庭裁判所で手続きをとらなければならず、この時期を逸すると相続を承認したものとみなされ、相続放棄をすることができなくなる点に注意が必要です。

相続放棄のメリット・デメリット

では相続放棄のメリットとデメリットをそれぞれ確認してみましょう。

相続放棄のメリット

相続放棄の最大のメリットは、被相続人の債務を引き継がなくて済むことです。

被相続人の借金が多額に上り、プラスの財産よりも借金の方が大きい場合に選択することで、相続人は借金弁済に追われずに済みます。

また被相続人に借金がなくても、誰かが相続放棄をすると他の相続人の取り分がそれだけ増える効果を利用して、例えば父親が死亡したケースで子が相続放棄をし、老いた母親の取り分を増やしてあげるなどの工夫をすることもできます。

相続放棄のデメリット

デメリットとしては故人のプラスの財産を引き継ぐこともできなくなるので、現預金の他に自宅などの不動産も承継することができなくなります。

また相続放棄は一度手続きを取ると原則として撤回することができません

後になってやっぱりプラスの財産の方が多かったということになると後で後悔することになってしまいますから、債務の承継を回避するために相続放棄を検討する場合は被相続人の財産調査を入念に行って、プラスの財産よりも借金の方が明らかに多いということを確定させておく必要があります。


さてここまでで、相続放棄のメリットとデメリットがつかめたかと思います。

これらの特徴を踏まえると、どのようなときに相続放棄を選択すべきなのでしょうか?次回の記事で確認していってみましょう。

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