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コラム

相続発生時の「銀行口座の凍結」とは?(2)

2018.5.17
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前回の記事では「銀行口座の凍結」の概要について解説しました。

いつ、どのような状況のときに口座が凍結されるかわかったと思いますが、何より皆さん気になるのが「どうすれば銀行口座の凍結は解除できるのか」ということでしょう。今回の記事で詳しく見ていきましょう。

銀行口座の凍結を解除する方法

銀行口座の凍結は、遺言書がない場合とある場合で方法が変わってきます

①遺言書がない場合

遺言書がない場合、誰がどの遺産をどれだけ承継するのかを相続人同士で話し合って決める必要があります。

そしてその取り決めた内容を銀行に示してやらなければなりません。

そこで、概ね次のような書類を用意して口座の凍結解除手続きをとることになります。

現実の相続では相続人の数が多い、遠方に住んでいるなどの事情があって遺産分割協議が整うまでかなり時間がかかることもあります。

完全に協議が整うまで遺産分割協議書を用意することができませんが、目下必要になる現金を引き出すために、銀行所定の同意書を活用する手もあります。

これは相続人全員が預金の引き出しに合意していることを証明するもので、これを利用すると近々に必要な現金を引き出すことができるようになります。

銀行に相談する際にはついでにこの同意書も貰っておくようにしましょう。

②遺言書がある場合

遺言書がある場合は概ね次のような書類を用意すると凍結を解除することができます。

なお、実際には各金融機関によって、またケースによっても取り扱いが若干異なることがあり、必要書類も変わることがあるので事前に確認するようにしてください。


書類をきちんと集め、所定の手続きを踏めば銀行口座の凍結解除を行うことがわかりました。

しかし、全ての相続人の書類を集めたり、被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までの戸籍を集めたりするのには、思った以上に手間と時間がかかってしまうものです。

やはり、いざというときに慌てないためには、事前に対策をしておくべきでしょう。具体的な方法について次回の記事で紹介していきます。

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