相続・遺言のすべてを分かりやすく。
コラム

相続発生時の年金手続きのポイント(2)

2016.7.13
文字サイズ:

前回の記事では、遺族基礎年金と遺族厚生年金の概要について解説をしました。今回の記事ではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、寡婦年金死亡一時金、未支給年金について説明していきます。

年金2

いずれも制度を理解したうえで、所定の書類を準備するなど、さまざまな手続きが必要となります。年金手続きに詳しい社会保険労務士(社労士)などの専門家に相談しながら手続きを進めるのもよいでしょう。

「寡婦年金(かふねんきん)」

寡婦年金(かふねんきん)とは、亡くなった夫が国民年金の第1号被保険者として25年以上年金保険料を納めていたときに、10年以上婚姻関係にあり、生計を維持されていた妻が受け取ることができます。

該当する場合は、前回の記事で紹介した遺族年金と同時に各市町村の窓口や日本年金機構にて問い合わせ、及び受給手続きが可能ですので、併せて申請するようにしましょう。その際は戸籍謄本や自身の年金手帳のほか、夫の死亡届などを提出する必要があります。以下の日本年金機構サイトにて確認するようにしましょう。

参考:日本年金機構 寡婦年金を受けられるとき

「死亡一時金」

死亡一時金も寡婦年金と同様の制度です。

第1号として保険料を納めた期間が36カ月以上あり、老齢年金を受け取らずに死亡した場合、遺された家族が一時金を受け取ることのできる制度です。ただ、この死亡一時金は、寡婦年金と併給することができません。相続が発生し、死亡一時金と寡婦年金を両方受け取れる状況にある場合は当然、「どちらを受け取る方がいいのか」を計算することになります。

参考:日本年金機構 死亡一時金を受けられるとき

「未支給年金」

公的年金を受け取っていた人が亡くなった場合、基本的には年金の受給権は相続されません。遺された家族は「年金受給権者死亡届(報告書)」を年金事務所に提出する必要があります。

ただ、2カ月おきに受給される年金において未支給部分がある場合、または何かの手続きで受け取っていない年金部分が発生している場合は、生計を一にしていた遺族が受け取ることができます。これも詳しくは日本年金機構で案内および手続きをしていますので、以下のWebサイトを参考にしてください。

参考:日本年金機構 年金を受けている方が亡くなったとき

相続発生時の年金手続きに関するまとめ

相続発生時の年金手続きのポイントをまとめました。市役所、日本年金機構、そして社会保険労務士と幅広いアドバイス体制が揃っておりますので、しっかりと利用して、円滑に手続きをするようにしましょう。

facebook発信中

相続のバイブルはfacebookページでも、見逃せない相続情報、ぜひ活用したいと評判のセミナー情報などを発信しています。
SNSのみの事例紹介やご相談も発信中。フォローお待ちしています。

相続のバイブルfacebookページ