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コラム

「負担付贈与」のポイント(1)~具体例と法律関係

2016.4.13
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「負担付贈与(ふたんつきぞうよ)」という言葉はご存じでしょうか?聞きなれない言葉かもしれませんが、「負担付贈与」も、贈与のひとつで、意味は文字通り「受贈者(贈与を受ける者)に一定の債務(借金など)を負担させることを条件にして行う財産の贈与」のことです。

今回は負担付贈与を具体例を踏まえながら解説していきます。

負担付贈与の具体例

負担付贈与1

 

負担付贈与は、例えば以下のようなケースで利用されます。

ローンの負担

3,000万円で購入したマンションを贈与するときに、マンション購入時のローンがまだ1,000万円残っているので負担してほしいというケースが挙げられます。贈与を受ける人はマンションを譲り受けるかわりに、残りのマンションのローンも負担します。

介護の負担

1年で100万円ずつの贈与をするかわりに、贈与を受ける人が週3日程度通って介護をするというケースが挙げられます。

土地の一部使用

土地を贈与するかわりに、土地を譲った後に、その土地の一部を利用して野菜を育てたいので、土地の一部を使いたい、というケースが挙げられます。

負担付贈与の契約としての法律関係

負担付贈与は、民法上の契約のひとつです。

通常の贈与契約であれば、贈与する者だけが義務を負いますが、負担付贈与になると、贈与する者と贈与される者、両者ともに義務を負うことになります。

たとえば、上記具体例の「ローンの負担」の場合を考えてみると、贈与者はマンションを贈与する義務を負い、受贈者はローンを負担する義務を負うことになります。もし、受贈者がローンを支払わない場合には、贈与者は負担付贈与契約を解除することができます。

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負担付贈与のイメージは湧いてきたでしょうか?

さて、「贈与」を考えるにあたって、避けて通れないのが税金の話題。負担付贈与は贈与する者、贈与される者の双方に税金が発生してしまう可能性があります。

次回の記事では、課税関係について詳しく説明していきます。

※続きはコチラ⇒「負担付贈与」のポイント(2)~課税関係

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