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コラム

リビングニーズ特約に基づく生前給付金について(1)

2016.9.13
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ここ最近、「終活」という言葉を耳にする機会が増えました。「終活」とは、人生の終わりをより良いものにするための活動の総称であり、例えば、家族に迷惑をかけないよう、自分が死んだ後の葬儀や墓の準備を生前のうちに済ませておく方やエンディングノートを準備する方も増えています。

「終活」を真剣に考える人が増える中、豊かで悔いのない人生最後の時を過ごせるよう資金面からのサポートをする商品として、「リビングニーズ特約」が近年注目を集めています。ここでは、「リビングニーズ特約」の概要を説明した上で、その賢い活用方法を紹介したいと思います。

リビングニーズ特約とは?

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「リビングニーズ特約」とは、被保険者が余命6ヵ月以内と医師に診断された時に、本来であれば被保険者の死亡後に支払われるはずの死亡保険金を生きている間に受け取れる(生前給付といいます)特約です。

保険金を生前に受け取ることで、人生の最後に悔いのない時間を過ごすこと、経済的な問題を解決して十分な治療を受けられることを目的として販売が開始されました。主な特徴を紹介します。

(1)生前給付の要件は医師から「余命6カ月宣告」を受けていること

「リビングニーズ特約」に基づき、死亡保険金を生きている間に受け取るための要件は、「医師から余命6ヶ月の宣告」を受けた場合となります。病気・怪我の種類は問われません。

6ヶ月と宣告されたにも関わらずそれ以上に生きる場合ももちろんありますが、その場合も保険金の返還を求められることはありません。

(2)生前給付の上限金額は3,000万円

ほとんどの保険会社において、「リビングニーズ特約」に基づく生前給付の上限金額は3,000万円と設定されております。上限以内であれば、生前給付の金額は加入保険金額の満額・一部請求どちらも可能です。

なお、生前給付は将来支払われるはずの金額を予め受け取るという性格のものですので、当然ながら生前給付を受けた金額分は死亡後の保険金給付金額から控除されます。

(3)保険料は保険会社各社ともに無料・中途付加も可能

「リビングニーズ特約」は各社ともに無料です。また、もし本特約が付いていない場合でも、契約途中で本特約を追加で付けることも可能です。本特約は現在の死亡保険金が支払われる商品にはほとんど付けられていますが、例えば過去に契約した生命保険など、特約が付されていないケースもありますので、その場合中途付加をすることを強くお勧めします。

さて、ここまで「リビングニーズ特約」の特徴をお伝えしましたが、生前給付金が課税対象となるのか否か、ということが気になる方も多いのではないでしょうか。

「リビングニーズ特約」に関係する税金の取り扱いについては次回の記事で詳しく解説します。

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