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コラム

相続人の範囲と法定相続分について(2)

2017.1.9
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前回の記事では「相続人の範囲」について、詳しく解説しました。相続人の範囲は「相続関係説明図」などを活用することで、わかりやすく整理することができます。

さて、今回の記事では「法定相続分(ほうていそうぞくぶん)」について解説をしていきます。相続の仕組みをしっかりと理解するための大事なポイントです。ぜひご覧ください。

2.法定相続分

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法定相続分は、法律で定められた相続財産の取り分です。法定相続分は、絶対にこのように分けなけらばならないというものではなく、遺言がある場合や相続人同士の話し合いがある場合には、遺言や話し合いの結果が優先されます。

遺言がなく、相続人同士の話し合いで合意が得られない場合に、法定相続分によって相続財産を分けることになります。

(1)配偶者と子供がいる場合

配偶者は相続財産の1/2、子供は残りの1/2を子供の人数でわけます。

(2)配偶者と父母または祖父母がいる場合

配偶者は相続財産の2/3、父母または祖父母は残りの1/3を人数でわけます。

(3)配偶者と兄弟姉妹がいる場合

配偶者は相続財産の3/4、兄弟姉妹は残りの1/4を人数でわけます。

ここで、遺言がある場合には、法定相続分の相続は受けることができないのか、を考えてみたいと思います。

遺言があり、相続財産の全部を法定相続人に相続させないという遺言であった場合にも、本来の相続人の相続権はある程度保護されるのです。最低限の割合で保護される分を、「遺留分(いりゅうぶん)」といいいます。

配偶者、父母や祖父母、子供や孫については遺留分が認められています。ただし、この遺留分は、自動的に発生するのではなく、請求しなければ権利は発生しませんので注意が必要です。

3.まとめ

今回は、相続の基本的な「相続人の範囲」と「法定相続分」についてまとめてみました。法律で基本的な部分は決まっていますが、現実にはさまざまなケースがあり、遺言、話し合い、法律の解釈などによって変わってくることがあります。

普段は仲のよい家族も、相続が原因で争いになってしまうこともあります。相続は事前に専門家に相談して対策をしていくことが大切です。また、予期せぬ相続が発生した場合にも、まずは専門家に相談することをおすすめします。

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