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コラム

相続が発生すると銀行口座が凍結してしまう!?(2)

2016.6.30
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相続が発生すると銀行口座が凍結し、引き落としや預け入れなどの用途に銀行口座が使えなくなってしまう、ということを前回の記事で解説しました。

銀行口座を再度使えるようにするには、解除の手続きが必要になります。この解除の手続きは遺言書の有無によって変わってきます。具体的な手続きを今回の記事で解説していきます。

凍結された銀行口座を解除するには?

口座凍結2

凍結口座を解除するための方法を、遺言書がある場合、ない場合の別にまとめました。

(1)遺言書がない場合

遺言書がない場合には、相続人全員で遺産分割協議を行うか、法定相続分で相続を分けることになります。

遺産分割協議の場合は、全員で話しあい、各相続人が何を相続するかなどが決まれば口座の凍結は解除されます。このときに、遺産分割協議書、亡くなった方の戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本・印鑑証明・実印が押された相続届、銀行届出印・通帳・カードなどが必要となります。

法定相続分で相続を分ける場合には、遺産分割協議書以外の書類などを用意します。

(2)遺言書がある場合

公正証書遺言があり、預金の受取人や遺言執行者があらかじめ決められている場合には、遺言書や亡くなられた方の戸籍謄本などのほかに、遺言執行者の印鑑証明書があれば口座の凍結を解除できるケースが多いのですが、銀行によっては相続人全員の同意書が必要な場合もあります。

遺言書がない場合ある場合ともに、銀行によって必要な書類が異なりますので、具体的に何をそろえれば良いのかは、銀行に問い合わせると良いでしょう。

銀行口座の凍結に関するまとめ

被相続人が亡くなって相続が発生すると、早い遅いの違いはあるにしても銀行口座が凍結してしまいます。凍結した銀行口座を解除するのは大変です。被相続人が亡くなったあとに凍結されていない口座から預金を引き出すこともできますが、あとでトラブルのもとになることもあります。

被相続人が亡くなったあとの銀行口座凍結にそなえるためには、早めの相続の準備が大切です。具体的な対策については、それぞれの相続の状況にもよりますので、相続の専門家である税理士などに相談しながら早めに対策を行うことをおすすめします。

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