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コラム

「不動産の共有相続」で気をつけるべき点とは?(2)

2016.8.31
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前回の記事で、不動産を共有名義にしておくと相続トラブルにつながりやすい、とお伝えしました。

本記事では相続トラブル(の可能性)を根本的に解決するために、不動産の共有名義を解消する方法について解説していきます。ただし、実際の対応に際しては、不動産の評価の問題など専門的な知識が求められる側面が大きいですので、適宜専門家に相談しながら対応を進めていくことをおすすめします。

不動産の共有名義を解消する方法

共有不動産2

共有名義の相続が発生してしまった場合には、まず、共有名義を解消できるかどうか、共有名義人全員で話しあい、全員の同意を得ることが大切です。

方法としては、次の3つが考えられます。

(1)共有名義人の1人が現金でほかの共有名義者の持ち分を買い取る。

(2)土地を分割して分筆し、名義をわける。

(3)不動産を処分して換金し、相続人に分配する。

(4)特定の相続人が不動産を相続し、他の相続人は現金などを相続する。

不動産の共同相続が発生してしまったら、不動産の処分に全員の承諾が必要になってきてしまいますので、できれば最初から共同相続が発生しない方法をとることが理想的です。

不動産の共有名義を避けるためにできる相続対策

遺産分割協議で不動産の共同相続が発生しないように話し合うことができれば良いのですが、話し合いがうまくいかずに共同相続となる場合も多いので、事前の相続対策で共同相続が発生しない工夫をすると良いでしょう。

遺言書を作成すれば、特定の遺産をどのように分割するかを指定することができます。

相続対策として、財産の中に不動産があるのであれば不動産を誰に相続させるかを指定しておくことで、遺産分割でのトラブルを避けやすくなります。

相続の専門家の活用

不動産は評価の問題もありますし、土地を分割するにしても道路に面している面していないなどの問題が生じやすく、トラブルになりやすいものです。専門家である第三者がかかわることで、客観的で専門的なアドバイスを受けることができ、不要なトラブルを避けることができます。

遺言書の作成に関しても、信頼できる相続の専門家に相談しながら行い、不動産の相続対策を行うことが望ましいでしょう。

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